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ケミカル リサイクル

ケミカル リサイクルの画像

ケミカル リサイクルとは、回収されたプラスチック製品を熱や圧力をかけて、元の石油や化学原料に戻し再生利用することです。

今までのリサイクルの技術ですと、ペットボトルなどは細かく砕いて繊維や洗剤ボトルなどに再生利用されてきました。しかし、近年、技術が進歩しペットボトルをもっと細かくペット樹脂まで戻すことができるようになりました。分子レベルまで戻すことができるので、また新しく作られたペットボトルとそれほど品質の変わらないペットボトルを作ることができるようになったのです。これを「ボトル to ボトル」または、「ペット to ペット」と言われています。

他には回収したプラスチックを油化・ガス化・コークス炉化学燃料化などの方法もあります。

廃食用油もケミカルリサイクルされています。家庭からでる油は少量ですが、飲食店などから出る大量の油を集めて石けん化・飼料化、ディーゼル燃料化されています。ディーゼル燃料は、バイオディーゼル燃料なので、二酸化炭素や黒煙も少なく、もともとが植物から採取された油ですから、リサイクルだけはなく、地球温暖化対策として、環境にも優しいディーゼル燃料となっています。

畜産糞尿のバイオガス化もケミカルリサイクルのひとつです。生ゴミや畜産の糞尿が発行すると可燃性のガスが作られます。このガスは、メタン、二酸化炭素など地球温暖化にはよくない物質が含まれています。ですから、このガスを採取し燃料として使えるようにしています。