アルミ缶のリサイクル
アルミ缶はボーキサイトと呼ばれる原料からアルミナという物質を取り出して作られます。アルミニウムは、とても軽く、さびにくい、熱しやすく冷やしやすいという特徴を持っています。ですから、ジュースやビールなどの飲料などを入れるのに、適している素材と言えるでしょう。
その分、世の中にとてもたくさん出回っています。出回っている分、ゴミも多いでしょう。しかし、アルミ缶はリサイクルにとても適している素材なのです。
アルミ缶を初めて製造する際、非常にたくさんの電気を必要とします。別名「電気の缶づめ」ともいわれるほどです。しかし、純アルミ缶をリサイクルして、新たにアルミ缶を作る際は、初めて作るときの電気の量のわずか3%とで作ることができるのです。リサイクルをする際、少なからずエネルギーなどを消費してしまいますが、これだけエネルギーを節約できるアルミ缶はリサイクルにとても向いているものではないでしょうか。
また、アルミニウムは何度もリサイクルできる素材です。アルミ缶を作る原料ボーキサイトは限りある資源なのです。資源の面を考えると、地球にやさしいものなのです。
アルミ缶の飲み物を飲んだ後は、軽く水で洗い、乾かしましょう。そして、缶の真ん中を潰し、両はじを潰します。そして、住んでいる地方自治体のゴミの回収方法に従ってアルミ缶を捨ててください。最近は、スーパーなどでも回収ボックスを設置しています。他には、自治会、子供会、学校などで回収しているところもあります。
近年のアルミ缶のリサイクル率は87%と高くなっています。
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